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この特集では、浅田真央選手、安藤美姫選手をはじめとする注目選手の活躍や最新情報など、フィギュアスケートにまつわる様々なレポートを写真とともにお届けします。
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2006年03月07日
トリノ五輪閉幕 ――フィギュアスケートは好きですか?
一番大きな印象を残したのはやはり荒川静香選手だろうか。 荒川静香選手をはじめ、トリノ五輪日本代表選手たちは、さまざまな形でフィギュアスケートそのものに影響を与えてくれた。ほんとうにたくさんの人が、今シーズン、フィギュアスケートを楽しむようになった。 すべてが終わった今、あなたはフィギュアスケートが好きですか? 彼らのスケートは、トリノ五輪で初めて夢中になった人たちの期待も、決して裏切らない。 冬は、まだまだ終わらない。 写真/ロイター
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2006年03月02日
トリノ五輪記念グッズプレゼントのお知らせ 取材チームがトリノでみつけたおみやげをフィギュアスケート特集読者の皆さん11名にプレゼントします。
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2006年03月01日
女子シングル終了 村主章枝――4年後へ
しかし、一歩踏み出すと、4年前とスケートの伸びが違う。腕や脚のポジショニングに無駄がない。差し出す腕が、これまで何度も何度も考えられ体にしみ込ませた位置にすっと決まる。やはり2006年トリノ五輪の村主章枝だった。 最初のルッツも高く、あまり得意ではないサルコウも決めた。そして、中盤には、初めて見せるドーナツスピンも! 新しい技に取り組み、それを25歳になって初めて試合で披露する……その難しさや怖さを、向上心や探究心といったもので乗り越えていく村主章枝。それこそ、この4年間の彼女を駆り立て、成長させ、ここまでのスケーターにしたものだろう。 ソルトレイクシティ五輪で5位に入賞した村主が、4年をかけて順位をひとつ上げたトリノ五輪。しかし、「順位ひとつ」では表現し切れない4年間がそこには詰め込まれている。すでに世界トップレベルだったスケーターが、4年間でこんなにも上達する姿を体現してくれた。 村主は、4年後のバンクーバーも視野に入れて、今後もアマチュアスケーターを続けていくという。となると4年後の彼女は、いったいどんなスケーターになっているのだろう。 日本のスケート界を引っ張ってきたスケーターがこれからもアマチュアのリンクに残ることは、後輩スケーターたちにとっても、大きな刺激になることだろう。また、これからもがんばる村主章枝を見せてくれること、彼女が着実に自らのめざすスケーターに近づこうとする道程を見せてくれること、そしてなにより、4年後の村主章枝を想像することができることが、ただただ嬉しい。(長谷川) 写真/共同通信
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2006年02月27日
女子シングル終了 荒川静香(2)パラヴェーラで見たトゥーランドット
6分練習のときから、荒川静香はひとりだけ違う空気をまとっていた。がちがちに硬い表情をしたショート1位のコーエンやショート2位のスルツカヤと比べても、彼女は力強くしなやかな表情。かえってどきどきしているのは、男子シングルのときより確実に人数を増した日本人観客のほうではないかと思うほど。 コーエンへの歓声をシャットアウトするためなのか、「トゥーランドット」の世界に最後までひたるためなのか……コーエンの演技中盤にリンクサイドに現れた荒川は、大きなヘッドホンを身につけていた。引き締まった表情でゆっくりとリンクサイドを歩き、ヘッドホンをはずすと、佐藤久美子コーチと笑顔を交し合った。04年、ドルトムントの世界選手権で優勝したときの彼女からも感じたように、今日はなんだか失敗する気がしない。そんな確信が、観客席にも伝わってくる。 彼女の魅力が詰め込まれた3代目「トゥーランドット」。
そうか、これが、荒川静香がみせたかったスケートだったのか! そしてそれは、ファンがずっと待ち続けた荒川静香のスケート。それを、このオリンピックでみせてくれるとは! ドルトムントでの「トゥーランドット」は、私たちスケートファンの脳裏に残り、今も胸を打つ。そして、トリノ五輪の「トゥーランドット」は、五輪を振り返るとき、必ず日本人が思い出すシーンになるのだ。そしてきっとこれから何度も何度も見返され、スケートファンに長い時間愛される演技になるのだろう。(長谷川) 写真/時事通信
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2006年02月27日
女子シングル終了 安藤美姫――初めてのオリンピック
【安藤美姫, 2006トリノ冬季五輪】
彼女のトリノ五輪は、すでに終わっていた。いくつかのジャンプでミスをした安藤が最後に転倒してしまうと、間髪おかず会場から「がんばれ」の声と拍手がわきおこった。思いのほか伸びなかった得点にも、会場から再びあたたかい拍手が送られた。 拍手にはいろいろな種類がある。このトリノ五輪で安藤美姫に向けられた拍手は、まだ挑戦者としての若いスケーターへの拍手だった。それは安藤自身が一番感じているはずだ。 そしてこの日、安藤は目に焼きつけただろう。長野五輪で憧れた先輩スケーターが世界のトップに立った瞬間、会場が一番わいたことを。称賛と感激の拍手が送られたことを。 初めてのオリンピックは15位。でもまだ18歳。現在の村主章枝、荒川静香らとは6-7歳違う。次のバンクーバー五輪を迎えるときも、安藤は今の2人よりも若い。もしかしたら、まだ開催地の決まっていないその次のオリンピックにだって出場できるかもしれない。 表彰式後には会場の外で、帰路につく観客たちに囲まれて、安藤はサインや写真撮影に笑顔で応じていた。最初は数人のファンだけだったのが、あっという間に数十人になってしまったその円の真ん中で、安藤美姫は終始とても晴れやかな笑顔だった。サインをしてもらった外国人観客が、大喜びしている。「だれ?」「ミキ・アンドウよ、サインしてくれるみたい」「私も行ってくるわ」と話している観客もいる。 書いても書いても終わらないサインを求めるファンたちに、最後まで丁寧に対応していた彼女。そして最後に、重い荷を置いたような表情で、「4年後に」と言い残し、安藤美姫は笑顔で去っていった。(長谷川) 写真/ロイター
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2006年02月27日
オリンピックがやってきた! トリノ市街点描(10)トリノ空港の出発ロビー
このレジにわきに、荒川静香のグリーティングカードが! これは、フィギュアスケートの選手たちがファンやお世話になった方々へのお礼などに使う、オリジナルのカードです。「彼女は、2月のはじめころここに寄って、これを私たちにくれたのよ」と、店員さんが嬉しそうに教えてくれました。
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2006年02月25日
女子シングル終了 荒川静香(1)トリノのトゥーランドット
しかしその最初のメロディーが鳴った瞬間。 そんなタブーは、荒川静香本人にとっても同じだった。 だがそんな思いは、長くは続かなかった。 ドルトムントで3回転-3回転-2回転を決め、勢いに乗った荒川静香を、私は絶叫しながら見ていた。 「たぶんドルトムントと同じ演技では、今の私は満足できないと思います」 同じ音楽を使いながらも、荒川静香はまったく違うトゥーランドットを演じて見せた。 写真/共同通信 註:荒川静香選手は過去2シーズン、ヴァネッサ・メイの演奏する「トゥーランドット」をフリープログラムに使用している。01-02年ソルトレイク五輪シーズンのトゥーランドットは佐藤久美子コーチが振付を担当。03-04年ドルトムント世界選手権で優勝したシーズンのトゥーランドットはロシア人コリオグラファー、ニコライ・モロゾフ氏が振付を担当。ふたつのプログラムはまったく別の作品である(佐藤久美子バージョンも必見です)。 *荒川静香選手へのインタビューは『日本女子フィギュアスケートオフィシャル応援ブック』『little wings』『Stay Gold』などに掲載されています
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2006年02月24日
女子シングル終了 荒川静香選手金メダル!
しかしそれ以上に注目したい記録が、今回の金メダルにはある。 荒川静香は、世界のフィギュアスケートファンが待ちに待った、大人の金メダリストだ。 話題はともすると、フレッシュな若い選手たちにばかり集中しがちだ。 村主章枝、恩田美栄、男子シングルでは中庭健介といった大人の魅力を持ったスケーターたちが、日本にはまだまだたくさんいる。これを機会に、彼らの魅力にも、もっとたくさんの人々が気づいてくれるだろう。 写真/ロイター *94年リレハンメルのオクサナ・バイウル(ウクライナ)、98年長野のタラ・リピンスキー(アメリカ)、02年ソルトレイクシティのサラ・ヒューズ(アメリカ)はいずれも10代で金メダルをとり、10代のうちに競技生活を引退。リピンスキーは現在23歳、ヒューズは20歳で、24歳の荒川選手よりも若い。 *荒川静香選手に関するこれまでの記事
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2006年02月24日
女子シングルフリー この技に注目!
男子シングルでも集計した「この人のこの技を見たい」アンケート、女子シングルの結果は以下のとおり。 ●フィギュアスケート特集読者が注目する女子シングル「この人のこの技を見たい」ベスト10 1位 荒川静香のイナバウアー すっかり荒川静香の代名詞的な技になってしまい、本人もびっくり。「ぐーっと背を反らして滑る、あの柔軟性とバランスとなめらかな滑りの融合は他の選手では見られません」しかしこのアンケートはテレビが盛んにイナバウアーに注目するようになる以前に募集したものだから、やはりフィギュアスケートファンには印象深い技なのだろう。 2位 イリーナ・スルツカヤ(ロシア)のビールマンスピン そういえば現在の上位3名は全員ビールマンスピンをプログラムに入れている。しかし荒川静香、サーシャ・コーエンがビールマンに取り組みだしたのは今シーズンから。ずっと以前からダブルビールマンをトレードマークにしていたスルツカヤが、やはり人気だ。そのスルツカヤのビールマンも、以前は両足でできるのが珍しいだけで、決してポジションがきれいなスピンではなかったはず。しかし新採点システムの元、どんどん美しい洗練された形になっているようだ。「元祖のビールマンさんが一番綺麗なポジションだと思いますが、現役だとやっぱりスルツカヤ選手」 3位 村主章枝のスピン(アップライト、レイバックなど) 今年の夏の野辺山合宿。黙々と練習をしている村主章枝のスピンを見て、ある男性コーチがため息をついてつぶやいていた。「うまいねえ、まったく軸がぶれることを知らない。身体が正しいスピンを覚えているんだよ」恐ろしいほど正確で、そして音楽などかかっていなくても、彼女の身体がそのまま音楽であるかのような美しいスピンだった。「サイドウェズリーニングからレイバック、そしてスピードアップ! という流れのスピンがたまらなく興奮します。そこからキャッチフットなり、ビールマンなりをしなければレベルは上がらないのでしょうが……。村主さんのあの回転が速くなる瞬間はたまりません!!」 4位 サーシャ・コーエン(アメリカ)のスパイラル 新採点システムでは、様々なポジション変化が求められているスパイラル。コーエンも柔らかい身体を自在に操るが、どんなポジション変化よりもあの180度に脚が開くノーマルポジションスパイラルこそ、スケートファンの見たい技だろう。「角度といい手先といい、最高のスパイラルです」 5位 村主章枝のスパイラル コーエンや荒川静香ほど柔らかい動きは出来ないが、スパイラルの形の美しさそのもので見せるのは村主章枝。最近はキャッチフットのポジションを多く取るけれど、かつてたっぷりと見せてくれたシンプルなスパイラルも美しかった。「チェンジエッジスパイラルといえば力強さもあるクワンを思い出しますが、村主さんの大きくリンクを使うチェンジスパイラルも本当に素晴らしいと思います」 6位 村主章枝のステップ 7位 荒川静香のスパイラル 8位 安藤美姫の4回転サルコウ 9位 サーシャ・コーエンのバレエジャンプ 10位 荒川静香のビールマンスピン 写真/共同通信
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2006年02月23日
女子シングルフリースタート メダルではない何か
少なくとも、いまオリンピックが開催されているトリノに流れているのは、メダル至上の空気ではない。どちらかといえば、メダルではないものを求めて集っている観客の方が多いといってもいいだろう。もちろん、メダリストには惜しみない拍手と歓声、祝福を送るけれど、それだけではないものが、ここにはたしかにある。
また、コストナーの演技前にもこんなことがあった。彼女がリンクに出てきたときから「カッロリーナ、カッロリーナ」の大歓声が響き、なかなかその声がおさまらない。が、どこからともなく「シーッ」という自制の声が聞こえてきて、コストナーの演技に集中する。もちろん、彼女の集中を乱さないようにといった意味もこめられている。 さらに、選手の演技に会場が沸いたのに想像以上に得点が低いと、自国の選手でなくても大きなブーイング。そしてその選手を励ます拍手が生まれるのだ。 このスポーツが大好きで、世界のさまざまなところから集まってきて、今日ここにいる。そして、国内トップになって国の代表としてこの場に来た選手たちに、敬意を持っていることが、じんわりと伝わってくる。
外国からこのトリノ五輪観戦にきている人たちを見ると、年配の夫婦や、中高生くらいの子供のいるファミリーが多いようだ。その反面、日本の観戦者たちは圧倒的に20~30代の若者の友達同士が多い。確かに日本は遠い。とはいえ、こんなことでも、スポーツやスポーツ選手に対する敬意の相違を感じずにはいられない。そして、おじいちゃん、おばあちゃんたちが自国のジャージを着込んで熱く応援し、他国選手の健闘に拍手を送る……オリンピックを彼ら自身が満喫している。 今日、女子フリーが行われる。日本の3選手、そして今日登場するすべての選手が、このトリノのムードの中で演技できますように。試合開始前のパラヴェーラは、きっとそんな空気で満ちるだろう。(長谷川) 写真/共同通信(右)、時事通信(中、左 最後の公式練習に臨む日本選手たち)
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2006年02月23日
オリンピックがやってきた! トリノ市街点描(9)アイスホッケー会場周辺
「僕はロシアファンなんだ。でもこのチケットはアメリカvsフィンランド。だから、買わない?」と。フィギュアスケートと違って、アイスホッケーは、チケット購入時には対戦カードがわからないため、こういう事態になるそうです。 試合開始30分前になってもなかなか売れない……。定価130ユーロが100ユーロになったり、100ユーロのチケットが80ユーロでよかったり……ちょっと心が動かされます。(長谷川)
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2006年02月23日
オリンピックがやってきた! トリノ市街点描(9)新聞もフィギュアスケート一色
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2006年02月23日
オリンピックがやってきた! トリノ市街点描(8)ピンバッジの交換
トリノ五輪のオフィシャルピンバッチは、500個前後! オフィシャルグッズストアだけでなく、土産物屋さんやスーパーなどにも売られていて、見るたびに初めて出会うピンがあって、毎回心を動かされます。 ピンバッチを手に入れるのには、交換という手段も。道端ですれ違った人に「ピンの交換をしませんか?」と声をかけると、たいてい「OK」と。すれ違う前に、お互いなんとなく「交換したいのかな?」といった雰囲気を察知しているようです。相手の持っているピンをよく見せてもらい、ほしいピンバッチを告げ合い、ピンを交換したら笑顔でがっちり握手します。大のおとなが小さなピンを一生懸命選んでいるのは、ちょっとかわいい風景です。(長谷川)
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2006年02月23日
オリンピックがやってきた! トリノ市街点描(7)応援団は元気!
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2006年02月23日
世界で一番熱いリンク! パラヴェーラ競技場点描(3)ボランティアの人々
会場内にはボランティアスタッフがいっぱい。席を案内してくれるおじさん&おばさんたちも、親切なイタリア人ボランティアさんたちです。試合開始1時間前にもなると、みなさん大忙し。 間違った席を教えられて移動しなくてはいけなくなっても、怒ったりする観客は皆無です。周りの席の観客も「あーあ、まあ仕方ないね」という顔で笑顔を向け、その日知り合ったばかりの隣席の観客と「チャオ」と挨拶を交わして去っていきます。そうやって試合開始までの時間、周囲の人たちと会話を交わし、お互いのご贔屓選手を一緒に応援する……そんなあたたかな関係づくりに、あのおじさんボランティアも一役買っていたのかも。(長谷川)
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2006年02月22日
女子シングルショートプログラム終了 ティーンエイジャーたちのオリンピック
【安藤美姫, 2006トリノ冬季五輪】
序盤のジャンプミスを取り戻すような力いっぱいの演技で迎えた最終盤、日本人応援団の様子が視界に入る位置に彼女はスパイラルで進んでいった。目の前を通り過ぎていく安藤に、応援団も日の丸やバナーを振り、歓声をあげて力づけた。……と、その直後、スパイラルポジションの安藤はリンクサイドに近づきすぎ、フェンスに触れてしまったように見えた。 ジャンプでミスしたあとから、手拍子を受けたステップ、力強いダブルアクセル、上体をひねりながら前傾させてジャッジに向かっていったスパイラルまで、安藤は、元気いっぱいのジュニア時代を思い起こさせるような演技を見せた。 しかし、オリンピックの大舞台で日本代表として演技することに加えて、たとえば直前のゲデバニシビリへの大歓声、ジャンプミスを取り戻そうとした負けん気などによってさらに張り詰めていった気持ちが、日本人応援団の前を過ぎた位置で一瞬途切れてしまったのかもしれない。自分を応援してくれる日本人観客に安心したのかもしれない。そんなちょっとしたことに揺らめくほど追い詰められたところに立って、彼女はこの日を迎えていたのだろうか。 ジュニア時代、たびたび同じ表彰台に並んだ同世代のカロリーナ・コストーナーは、フィギュアスケート界だけでなく、このオリンピックでイタリア一番の期待の選手。「カッロリーナ!カッロリーナ!」のものすごい声援を受けて臨んだショートプログラムでは、最初のジャンプで転倒することになる。トリノ五輪は安藤美姫とコストナーの大舞台になるのではないかと言われた時期もあったが、だからこそこのふたりが、オリンピックの魔物に少しだけとりつかれてしまったのかもしれない。 プレッシャーの中で、十代の若い選手たちは、ときに奇跡的ともいえる演技を見せる。たとえばソルトレイクシティ五輪のサラ・ヒューズのように、「失うものはない、攻めるだけだ」という状況に立ったとき、顕著に現れるようだ。 写真/時事通信
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2006年02月22日
女子シングルショートプログラム終了 変化を遂げたふたり
村主章枝のじっくり4年間過ごしてきた日々は尊い。
日本の誇るふたりのフィギュアスケーター、村主章枝、荒川静香。 日の出の勢いで伸びてきた日本選手たちの強さを象徴するふたり。 写真/時事通信(上)、共同通信(下)
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2006年02月22日
女子シングルショートプログラムスタート 私たちが待つもの
メダル獲得の最後の望みと言われるフィギュアスケート女子シングルの3人には、いま、尋常でないプレッシャーがかかってしまっている。 今回のオリンピック、「メダルゼロ」というごく表面的な事象だけをつきつけられて、これまでにも他競技の何人かの選手たちが、取材陣の前で頭を下げた。 しかし村主章枝、荒川静香、安藤美姫。彼女たちは気がついているだろうか。 ずっとフィギュアスケートを見守ってきた日本のファンは、わかっている。 写真/共同通信(13日の記者会見にて、村主章枝選手)
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2006年02月21日
オリンピックがやってきた! トリノ市街点描(6)ロシアグッズのお店続報
そしてほぼ毎日、このお店では新聞も発行しています。18日付けの新聞の一面トップはプルシェンコの優勝。「プルシェンコ、大好きよ!」というお店のお姉さんに見出しの意味を聞くと、「私たちが待っていたものを、彼は手にした」と、プルシェンコの悲願の金メダルをドラマティックに伝えているようです。ロシア語を読めないのが、残念……。(長谷川) 写真/長谷川仁美(上・お店にお客さんがいないのを見たことがないほど大盛況! お洋服は赤と白の2パターンあります。下・こちらが新聞。日本の一般紙と同じサイズで全4色カラーの4ページ、なのに無料です)
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