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この特集では、浅田真央選手、安藤美姫選手をはじめとする注目選手の活躍や最新情報など、フィギュアスケートにまつわる様々なレポートを写真とともにお届けします。
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2006年03月07日
トリノ五輪閉幕 ――フィギュアスケートは好きですか?
一番大きな印象を残したのはやはり荒川静香選手だろうか。 荒川静香選手をはじめ、トリノ五輪日本代表選手たちは、さまざまな形でフィギュアスケートそのものに影響を与えてくれた。ほんとうにたくさんの人が、今シーズン、フィギュアスケートを楽しむようになった。 すべてが終わった今、あなたはフィギュアスケートが好きですか? 彼らのスケートは、トリノ五輪で初めて夢中になった人たちの期待も、決して裏切らない。 冬は、まだまだ終わらない。 写真/ロイター
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2006年03月02日
トリノ五輪記念グッズプレゼントのお知らせ 取材チームがトリノでみつけたおみやげをフィギュアスケート特集読者の皆さん11名にプレゼントします。
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2006年03月01日
女子シングル終了 村主章枝――4年後へ
【村主章枝, 2006トリノ冬季五輪】
しかし、一歩踏み出すと、4年前とスケートの伸びが違う。腕や脚のポジショニングに無駄がない。差し出す腕が、これまで何度も何度も考えられ体にしみ込ませた位置にすっと決まる。やはり2006年トリノ五輪の村主章枝だった。 最初のルッツも高く、あまり得意ではないサルコウも決めた。そして、中盤には、初めて見せるドーナツスピンも! 新しい技に取り組み、それを25歳になって初めて試合で披露する……その難しさや怖さを、向上心や探究心といったもので乗り越えていく村主章枝。それこそ、この4年間の彼女を駆り立て、成長させ、ここまでのスケーターにしたものだろう。 ソルトレイクシティ五輪で5位に入賞した村主が、4年をかけて順位をひとつ上げたトリノ五輪。しかし、「順位ひとつ」では表現し切れない4年間がそこには詰め込まれている。すでに世界トップレベルだったスケーターが、4年間でこんなにも上達する姿を体現してくれた。 村主は、4年後のバンクーバーも視野に入れて、今後もアマチュアスケーターを続けていくという。となると4年後の彼女は、いったいどんなスケーターになっているのだろう。 日本のスケート界を引っ張ってきたスケーターがこれからもアマチュアのリンクに残ることは、後輩スケーターたちにとっても、大きな刺激になることだろう。また、これからもがんばる村主章枝を見せてくれること、彼女が着実に自らのめざすスケーターに近づこうとする道程を見せてくれること、そしてなにより、4年後の村主章枝を想像することができることが、ただただ嬉しい。(長谷川) 写真/共同通信
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2006年02月27日
女子シングル終了 荒川静香(2)パラヴェーラで見たトゥーランドット
6分練習のときから、荒川静香はひとりだけ違う空気をまとっていた。がちがちに硬い表情をしたショート1位のコーエンやショート2位のスルツカヤと比べても、彼女は力強くしなやかな表情。かえってどきどきしているのは、男子シングルのときより確実に人数を増した日本人観客のほうではないかと思うほど。 コーエンへの歓声をシャットアウトするためなのか、「トゥーランドット」の世界に最後までひたるためなのか……コーエンの演技中盤にリンクサイドに現れた荒川は、大きなヘッドホンを身につけていた。引き締まった表情でゆっくりとリンクサイドを歩き、ヘッドホンをはずすと、佐藤久美子コーチと笑顔を交し合った。04年、ドルトムントの世界選手権で優勝したときの彼女からも感じたように、今日はなんだか失敗する気がしない。そんな確信が、観客席にも伝わってくる。 彼女の魅力が詰め込まれた3代目「トゥーランドット」。
そうか、これが、荒川静香がみせたかったスケートだったのか! そしてそれは、ファンがずっと待ち続けた荒川静香のスケート。それを、このオリンピックでみせてくれるとは! ドルトムントでの「トゥーランドット」は、私たちスケートファンの脳裏に残り、今も胸を打つ。そして、トリノ五輪の「トゥーランドット」は、五輪を振り返るとき、必ず日本人が思い出すシーンになるのだ。そしてきっとこれから何度も何度も見返され、スケートファンに長い時間愛される演技になるのだろう。(長谷川) 写真/時事通信
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2006年02月27日
女子シングル終了 安藤美姫――初めてのオリンピック
【安藤美姫, 2006トリノ冬季五輪】
彼女のトリノ五輪は、すでに終わっていた。いくつかのジャンプでミスをした安藤が最後に転倒してしまうと、間髪おかず会場から「がんばれ」の声と拍手がわきおこった。思いのほか伸びなかった得点にも、会場から再びあたたかい拍手が送られた。 拍手にはいろいろな種類がある。このトリノ五輪で安藤美姫に向けられた拍手は、まだ挑戦者としての若いスケーターへの拍手だった。それは安藤自身が一番感じているはずだ。 そしてこの日、安藤は目に焼きつけただろう。長野五輪で憧れた先輩スケーターが世界のトップに立った瞬間、会場が一番わいたことを。称賛と感激の拍手が送られたことを。 初めてのオリンピックは15位。でもまだ18歳。現在の村主章枝、荒川静香らとは6-7歳違う。次のバンクーバー五輪を迎えるときも、安藤は今の2人よりも若い。もしかしたら、まだ開催地の決まっていないその次のオリンピックにだって出場できるかもしれない。 表彰式後には会場の外で、帰路につく観客たちに囲まれて、安藤はサインや写真撮影に笑顔で応じていた。最初は数人のファンだけだったのが、あっという間に数十人になってしまったその円の真ん中で、安藤美姫は終始とても晴れやかな笑顔だった。サインをしてもらった外国人観客が、大喜びしている。「だれ?」「ミキ・アンドウよ、サインしてくれるみたい」「私も行ってくるわ」と話している観客もいる。 書いても書いても終わらないサインを求めるファンたちに、最後まで丁寧に対応していた彼女。そして最後に、重い荷を置いたような表情で、「4年後に」と言い残し、安藤美姫は笑顔で去っていった。(長谷川) 写真/ロイター
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2006年02月27日
オリンピックがやってきた! トリノ市街点描(10)トリノ空港の出発ロビー
このレジにわきに、荒川静香のグリーティングカードが! これは、フィギュアスケートの選手たちがファンやお世話になった方々へのお礼などに使う、オリジナルのカードです。「彼女は、2月のはじめころここに寄って、これを私たちにくれたのよ」と、店員さんが嬉しそうに教えてくれました。
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2006年02月25日
女子シングル終了 荒川静香(1)トリノのトゥーランドット
しかしその最初のメロディーが鳴った瞬間。 そんなタブーは、荒川静香本人にとっても同じだった。 だがそんな思いは、長くは続かなかった。 ドルトムントで3回転-3回転-2回転を決め、勢いに乗った荒川静香を、私は絶叫しながら見ていた。 「たぶんドルトムントと同じ演技では、今の私は満足できないと思います」 同じ音楽を使いながらも、荒川静香はまったく違うトゥーランドットを演じて見せた。 写真/共同通信 註:荒川静香選手は過去2シーズン、ヴァネッサ・メイの演奏する「トゥーランドット」をフリープログラムに使用している。01-02年ソルトレイク五輪シーズンのトゥーランドットは佐藤久美子コーチが振付を担当。03-04年ドルトムント世界選手権で優勝したシーズンのトゥーランドットはロシア人コリオグラファー、ニコライ・モロゾフ氏が振付を担当。ふたつのプログラムはまったく別の作品である(佐藤久美子バージョンも必見です)。 *荒川静香選手へのインタビューは『日本女子フィギュアスケートオフィシャル応援ブック』『little wings』『Stay Gold』などに掲載されています
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2006年02月24日
女子シングル終了 荒川静香選手金メダル!
しかしそれ以上に注目したい記録が、今回の金メダルにはある。 荒川静香は、世界のフィギュアスケートファンが待ちに待った、大人の金メダリストだ。 話題はともすると、フレッシュな若い選手たちにばかり集中しがちだ。 村主章枝、恩田美栄、男子シングルでは中庭健介といった大人の魅力を持ったスケーターたちが、日本にはまだまだたくさんいる。これを機会に、彼らの魅力にも、もっとたくさんの人々が気づいてくれるだろう。 写真/ロイター *94年リレハンメルのオクサナ・バイウル(ウクライナ)、98年長野のタラ・リピンスキー(アメリカ)、02年ソルトレイクシティのサラ・ヒューズ(アメリカ)はいずれも10代で金メダルをとり、10代のうちに競技生活を引退。リピンスキーは現在23歳、ヒューズは20歳で、24歳の荒川選手よりも若い。 *荒川静香選手に関するこれまでの記事
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2006年02月24日
女子シングルフリー この技に注目!
男子シングルでも集計した「この人のこの技を見たい」アンケート、女子シングルの結果は以下のとおり。 ●フィギュアスケート特集読者が注目する女子シングル「この人のこの技を見たい」ベスト10 1位 荒川静香のイナバウアー すっかり荒川静香の代名詞的な技になってしまい、本人もびっくり。「ぐーっと背を反らして滑る、あの柔軟性とバランスとなめらかな滑りの融合は他の選手では見られません」しかしこのアンケートはテレビが盛んにイナバウアーに注目するようになる以前に募集したものだから、やはりフィギュアスケートファンには印象深い技なのだろう。 2位 イリーナ・スルツカヤ(ロシア)のビールマンスピン そういえば現在の上位3名は全員ビールマンスピンをプログラムに入れている。しかし荒川静香、サーシャ・コーエンがビールマンに取り組みだしたのは今シーズンから。ずっと以前からダブルビールマンをトレードマークにしていたスルツカヤが、やはり人気だ。そのスルツカヤのビールマンも、以前は両足でできるのが珍しいだけで、決してポジションがきれいなスピンではなかったはず。しかし新採点システムの元、どんどん美しい洗練された形になっているようだ。「元祖のビールマンさんが一番綺麗なポジションだと思いますが、現役だとやっぱりスルツカヤ選手」 3位 村主章枝のスピン(アップライト、レイバックなど) 今年の夏の野辺山合宿。黙々と練習をしている村主章枝のスピンを見て、ある男性コーチがため息をついてつぶやいていた。「うまいねえ、まったく軸がぶれることを知らない。身体が正しいスピンを覚えているんだよ」恐ろしいほど正確で、そして音楽などかかっていなくても、彼女の身体がそのまま音楽であるかのような美しいスピンだった。「サイドウェズリーニングからレイバック、そしてスピードアップ! という流れのスピンがたまらなく興奮します。そこからキャッチフットなり、ビールマンなりをしなければレベルは上がらないのでしょうが……。村主さんのあの回転が速くなる瞬間はたまりません!!」 4位 サーシャ・コーエン(アメリカ)のスパイラル 新採点システムでは、様々なポジション変化が求められているスパイラル。コーエンも柔らかい身体を自在に操るが、どんなポジション変化よりもあの180度に脚が開くノーマルポジションスパイラルこそ、スケートファンの見たい技だろう。「角度といい手先といい、最高のスパイラルです」 5位 村主章枝のスパイラル コーエンや荒川静香ほど柔らかい動きは出来ないが、スパイラルの形の美しさそのもので見せるのは村主章枝。最近はキャッチフットのポジションを多く取るけれど、かつてたっぷりと見せてくれたシンプルなスパイラルも美しかった。「チェンジエッジスパイラルといえば力強さもあるクワンを思い出しますが、村主さんの大きくリンクを使うチェンジスパイラルも本当に素晴らしいと思います」 6位 村主章枝のステップ 7位 荒川静香のスパイラル 8位 安藤美姫の4回転サルコウ 9位 サーシャ・コーエンのバレエジャンプ 10位 荒川静香のビールマンスピン 写真/共同通信
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2006年02月23日
女子シングルフリースタート メダルではない何か
少なくとも、いまオリンピックが開催されているトリノに流れているのは、メダル至上の空気ではない。どちらかといえば、メダルではないものを求めて集っている観客の方が多いといってもいいだろう。もちろん、メダリストには惜しみない拍手と歓声、祝福を送るけれど、それだけではないものが、ここにはたしかにある。
また、コストナーの演技前にもこんなことがあった。彼女がリンクに出てきたときから「カッロリーナ、カッロリーナ」の大歓声が響き、なかなかその声がおさまらない。が、どこからともなく「シーッ」という自制の声が聞こえてきて、コストナーの演技に集中する。もちろん、彼女の集中を乱さないようにといった意味もこめられている。 さらに、選手の演技に会場が沸いたのに想像以上に得点が低いと、自国の選手でなくても大きなブーイング。そしてその選手を励ます拍手が生まれるのだ。 このスポーツが大好きで、世界のさまざまなところから集まってきて、今日ここにいる。そして、国内トップになって国の代表としてこの場に来た選手たちに、敬意を持っていることが、じんわりと伝わってくる。
外国からこのトリノ五輪観戦にきている人たちを見ると、年配の夫婦や、中高生くらいの子供のいるファミリーが多いようだ。その反面、日本の観戦者たちは圧倒的に20~30代の若者の友達同士が多い。確かに日本は遠い。とはいえ、こんなことでも、スポーツやスポーツ選手に対する敬意の相違を感じずにはいられない。そして、おじいちゃん、おばあちゃんたちが自国のジャージを着込んで熱く応援し、他国選手の健闘に拍手を送る……オリンピックを彼ら自身が満喫している。 今日、女子フリーが行われる。日本の3選手、そして今日登場するすべての選手が、このトリノのムードの中で演技できますように。試合開始前のパラヴェーラは、きっとそんな空気で満ちるだろう。(長谷川) 写真/共同通信(右)、時事通信(中、左 最後の公式練習に臨む日本選手たち)
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2006年02月23日
オリンピックがやってきた! トリノ市街点描(9)アイスホッケー会場周辺
「僕はロシアファンなんだ。でもこのチケットはアメリカvsフィンランド。だから、買わない?」と。フィギュアスケートと違って、アイスホッケーは、チケット購入時には対戦カードがわからないため、こういう事態になるそうです。 試合開始30分前になってもなかなか売れない……。定価130ユーロが100ユーロになったり、100ユーロのチケットが80ユーロでよかったり……ちょっと心が動かされます。(長谷川)
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2006年02月23日
オリンピックがやってきた! トリノ市街点描(9)新聞もフィギュアスケート一色
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2006年02月23日
オリンピックがやってきた! トリノ市街点描(8)ピンバッジの交換
トリノ五輪のオフィシャルピンバッチは、500個前後! オフィシャルグッズストアだけでなく、土産物屋さんやスーパーなどにも売られていて、見るたびに初めて出会うピンがあって、毎回心を動かされます。 ピンバッチを手に入れるのには、交換という手段も。道端ですれ違った人に「ピンの交換をしませんか?」と声をかけると、たいてい「OK」と。すれ違う前に、お互いなんとなく「交換したいのかな?」といった雰囲気を察知しているようです。相手の持っているピンをよく見せてもらい、ほしいピンバッチを告げ合い、ピンを交換したら笑顔でがっちり握手します。大のおとなが小さなピンを一生懸命選んでいるのは、ちょっとかわいい風景です。(長谷川)
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2006年02月23日
オリンピックがやってきた! トリノ市街点描(7)応援団は元気!
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2006年02月23日
世界で一番熱いリンク! パラヴェーラ競技場点描(3)ボランティアの人々
会場内にはボランティアスタッフがいっぱい。席を案内してくれるおじさん&おばさんたちも、親切なイタリア人ボランティアさんたちです。試合開始1時間前にもなると、みなさん大忙し。 間違った席を教えられて移動しなくてはいけなくなっても、怒ったりする観客は皆無です。周りの席の観客も「あーあ、まあ仕方ないね」という顔で笑顔を向け、その日知り合ったばかりの隣席の観客と「チャオ」と挨拶を交わして去っていきます。そうやって試合開始までの時間、周囲の人たちと会話を交わし、お互いのご贔屓選手を一緒に応援する……そんなあたたかな関係づくりに、あのおじさんボランティアも一役買っていたのかも。(長谷川)
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2006年02月22日
女子シングルショートプログラム終了 ティーンエイジャーたちのオリンピック
【安藤美姫, 2006トリノ冬季五輪】
序盤のジャンプミスを取り戻すような力いっぱいの演技で迎えた最終盤、日本人応援団の様子が視界に入る位置に彼女はスパイラルで進んでいった。目の前を通り過ぎていく安藤に、応援団も日の丸やバナーを振り、歓声をあげて力づけた。……と、その直後、スパイラルポジションの安藤はリンクサイドに近づきすぎ、フェンスに触れてしまったように見えた。 ジャンプでミスしたあとから、手拍子を受けたステップ、力強いダブルアクセル、上体をひねりながら前傾させてジャッジに向かっていったスパイラルまで、安藤は、元気いっぱいのジュニア時代を思い起こさせるような演技を見せた。 しかし、オリンピックの大舞台で日本代表として演技することに加えて、たとえば直前のゲデバニシビリへの大歓声、ジャンプミスを取り戻そうとした負けん気などによってさらに張り詰めていった気持ちが、日本人応援団の前を過ぎた位置で一瞬途切れてしまったのかもしれない。自分を応援してくれる日本人観客に安心したのかもしれない。そんなちょっとしたことに揺らめくほど追い詰められたところに立って、彼女はこの日を迎えていたのだろうか。 ジュニア時代、たびたび同じ表彰台に並んだ同世代のカロリーナ・コストーナーは、フィギュアスケート界だけでなく、このオリンピックでイタリア一番の期待の選手。「カッロリーナ!カッロリーナ!」のものすごい声援を受けて臨んだショートプログラムでは、最初のジャンプで転倒することになる。トリノ五輪は安藤美姫とコストナーの大舞台になるのではないかと言われた時期もあったが、だからこそこのふたりが、オリンピックの魔物に少しだけとりつかれてしまったのかもしれない。 プレッシャーの中で、十代の若い選手たちは、ときに奇跡的ともいえる演技を見せる。たとえばソルトレイクシティ五輪のサラ・ヒューズのように、「失うものはない、攻めるだけだ」という状況に立ったとき、顕著に現れるようだ。 写真/時事通信
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2006年02月22日
女子シングルショートプログラム終了 変化を遂げたふたり
【村主章枝, 2006トリノ冬季五輪】
村主章枝のじっくり4年間過ごしてきた日々は尊い。
日本の誇るふたりのフィギュアスケーター、村主章枝、荒川静香。 日の出の勢いで伸びてきた日本選手たちの強さを象徴するふたり。 写真/時事通信(上)、共同通信(下)
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2006年02月22日
女子シングルショートプログラムスタート 私たちが待つもの
メダル獲得の最後の望みと言われるフィギュアスケート女子シングルの3人には、いま、尋常でないプレッシャーがかかってしまっている。 今回のオリンピック、「メダルゼロ」というごく表面的な事象だけをつきつけられて、これまでにも他競技の何人かの選手たちが、取材陣の前で頭を下げた。 しかし村主章枝、荒川静香、安藤美姫。彼女たちは気がついているだろうか。 ずっとフィギュアスケートを見守ってきた日本のファンは、わかっている。 写真/共同通信(13日の記者会見にて、村主章枝選手)
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2006年02月21日
オリンピックがやってきた! トリノ市街点描(6)ロシアグッズのお店続報
そしてほぼ毎日、このお店では新聞も発行しています。18日付けの新聞の一面トップはプルシェンコの優勝。「プルシェンコ、大好きよ!」というお店のお姉さんに見出しの意味を聞くと、「私たちが待っていたものを、彼は手にした」と、プルシェンコの悲願の金メダルをドラマティックに伝えているようです。ロシア語を読めないのが、残念……。(長谷川) 写真/長谷川仁美(上・お店にお客さんがいないのを見たことがないほど大盛況! お洋服は赤と白の2パターンあります。下・こちらが新聞。日本の一般紙と同じサイズで全4色カラーの4ページ、なのに無料です)
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2006年02月21日
トリノ五輪 種目別見どころガイド(4)女子シングル
さらに、今シーズン初めて全米選手権を制したサーシャ・コーエンにも期待がかかる。180度まっすぐに開くスパイラルや、情緒的な顔の表情も必見。そして開催国イタリアの人気者、カロリーナ・コストナーにもメダルのチャンスが。音楽が始まったときからもものすごいスピードで駆け抜け、そのまま3回転+3回転ジャンプ、ときには3回転+3回転+2回転ジャンプを見せることも。イタリアの新聞では、連日彼女の動向が取り上げられている。
次のバンクーバー五輪までの4年間を熱くしてくれそうな若手ふたりも紹介しよう。02年ソルトレイクシティ五輪金メダリスト、サラ・ヒューズの妹、エミリー・ヒューズは、急遽棄権を申し出たミシェル・クワンの代替選手。伸びやかな演技でファンが急増中のエレーヌ・ゲテバニシビリ(グルジア)などにも注目したい。 女子シングルの競技日程は、ショートプログラムが21日19:00~(日本時間22日3:00~)、フリーが23日19:00~(日本時間24日3:00~)。(長谷川) 写真/共同通信(上3点。公式練習に臨む村主、荒川、安藤各選手)、時事通信(下1点。17日、急遽出場が決まり、記者会見したエミリー・ヒューズ)
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2006年02月21日
オリンピックがやってきた! トリノ市街点描(5) 女子シングルの開幕を待ちわびる街
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2006年02月19日
トリノ五輪 種目別見どころガイド(3)アイスダンス
日本からは、カップル結成12年目の渡辺心&木戸章之が登場する。昨年10月、オリンピック出場枠をかけたカールシェーファー記念大会で日本の出場枠を手にし、全日本選手権での優勝を経て、初めてのオリンピックに臨むことに。アジアのカップルがアイスダンスで上位に食い込むことはなかなか難しい。その中で、彼らは05年四大陸選手権で4位と、国際スケート連盟の選手権大会で初めてエキシビション(その大会の上位入賞者のみが演技できる)に登場した。世界では15位前後に位置する彼ら。同レベルのカップルが多いため、彼らとどう戦うのかも注目したい。 ●金メダルに近いのは、ロシアカップル ●ヨーロッパ勢が強い! 毎シーズン、凝ったコスチュームとプログラムでファンを静かにうならせているのが、イザベル・デロベル&オリビエ・ショーンフェルダー(フランス)。今シーズンのフリーダンスでは、手袋に素敵な仕掛けが! リフト時には、ショーンフェルダーのスプレッドイーグルの傾き加減も見逃せない。 日本にもファンが多いのが、アルベナ・デンコワ&マキシム・スタヴィスキー(ブルガリア)のふたりだ。デンコワのケガで今シーズンのスタートが遅れてしまい、NHK杯ではスタヴィスキーが尻もちをつくシーンもあったが、フリーダンス「アダージョ」は彼らの複雑でパッショネイトなスタイルにマッチ。渡辺組と同じコーチの元でともにトレーニングを続けている。コンパルソリーを終えて、現在3位に。 そして、84年のサラエボ五輪にてトーヴィル&ディーン(イギリス)のフリーダンスにジャッジ全員が「芸術点6.0(当時の採点システムでは満点)」を出したため、その後アイスダンスではこの音楽を選ぶカップルはほとんど現れなかった「ボレロ」。その伝説の音楽に挑むのがガリト・チャイト&セルゲイ・サフノフスキー(イスラエル)だ。これまでは「お嬢様と野獣」といった不思議な融合を見せていたカップルだが、今シーズン、チャイトは髪の色を赤く染め、サフノフスキーは髪を切って金色に変え、「成熟した女性と紳士」に大変身。コンパルソリーでは転倒したため現在13位だが、追い上げを狙う。
そして、今シーズンNHK杯で優勝、グランプリファイナルでも3位と、日本で開催された大会で大きな成果を残したのがマリー=フランス・デュブレイユ&パトリス・ローゾン(カナダ)のカップルだ。爽やかなのに濃厚に見つめ合う姿が印象的。 ●帰ってきたベテラン勢 もう1組、気品とダイナミックなダンスが同居する美男美女夫婦カップル、マルガリータ・ドロビアツコ&ポヴィラス・ヴァナガス(リトアニア)も、4シーズンぶりの登場だ。30代半ばにさしかかる二人が見せる叙情的なフリーダンス「オペラ座の怪人」は、1月のヨーロッパ選手権で大好評だったという。上品なコスチュームも必見だ。 注目すべきカップルだけで上位10組ほどになってしまう! こんな混戦になるとは、昨シーズン後には予想されていなかった種目、アイスダンス。オリジナルダンスは19日19:00~(日本時間20日3:00~)、フリーダンスは20日19:00~(日本時間21日3:00~)始まる。(長谷川) 写真/共同通信(上・現在17位につけている日本の渡辺心&木戸章之)、ロイター(下・まさかのコンパルソリー2位発進、ナフカ&コストマロフ) *渡辺&木戸組に関するこれまでの記事
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2006年02月19日
男子シングルフリー 高橋大輔 ここがスタート地点
【髙橋大輔, 2006トリノ冬季五輪】
ジュベールがキス&クライに向かうと、最終滑走の高橋大輔がリンクに降り立った。そのひと蹴りで進む距離は非常に長い。今日もいつものスケーティングは健在だ。モロゾフコーチが両手を大きく動かしながら何か語りかけている。名前をコールされる直前、やさしい笑顔の長光コーチと、やはり笑顔のモロゾフコーチと握手した。 スタートポジションに向かうかな、と思ったとき、急に長光コーチが走り出し、奥のほうへ行った。かと思うと、ティッシュの箱を手に駆け戻り、高橋に手渡した。そのあわただしさが少し気になったけれど、リンクの真ん中で音楽を待つ高橋は、凛とした引き締まった表情を浮かべていた。……しかし、体のキレは悪くないようなのに、会場を熱狂させるいつもの高橋が出てこない。 ショートプログラムは1番滑走、フリーでは最終滑走と、大きなプレッシャーを感じずにはいられない位置で滑ったトリノ五輪。さらに、ランビエールやジュベールのようなホーム状態ではない、プルシェンコやバトル、ウィアーのように同国の他競技選手が揃って応援に来てくれているわけでもない。もちろん日本からの応援団はいるけれど、絶対数では最終グループの他5選手の応援団にはかなわない。そんな完全アウェイの会場は、想像以上に厳しいものだった。 ホーム状態の会場に鼓舞され、見守られていたランビエールと、彼が表彰式の間じゅう見せた静かな涙、それを迎える会場の温かさ……。この大会の男子シングルでもっともハートウォーミングなシーンを、高橋も感じたはずだろう。 来シーズンの世界選手権は東京だ。演技前に笑顔で送り出し、演技中にステップに酔い、演技後に温かく迎え入れてくれるのが、コーチと海を渡ってきた少しの応援団だけでない。会場がみんな味方になるのだ。 写真/共同通信
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2006年02月18日
男子シングルフリー 狂乱の6分間
氷の感触を確かめるエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)、リンク中央部で高速スピンするステファン・ランビエール(スイス)……観客は彼らのひとつひとつの動きを凝視する。誰かの技が決まるたびに、大歓声をあげる人、鐘を大きく鳴らす人、国旗を頭上に掲げて走り抜ける人、シャボン玉をふきつづける人……もうここがどこなのかわからない状態になっていく。 そして、6分練習終了を告げるアナウンスが流れると、最初に演技するプルシェンコはリンクに残り、自分の名前がコールされるのを静かに待っていた。その間も会場は、声援がこだましているのではないかと思うほどのヒートアップ状態。プルシェンコの音楽のボリュームがそれまでより少し大きく感じられたのは、この熱狂を見て音響係が配慮したからかもしれない。……それほど、会場は大騒ぎだった。 「このチケットが取れたとき、嬉しくて狂いそうになったの!」と、スイスから日帰りでやってきた女の子が教えてくれた。選手の活躍やメダルの数、順位などばかりが注目されるけれど、オリンピックはそれだけではない。4年に1度しかやって来ないオリンピックは、出場する選手や関係者だけでなく、観客にとっても待ちに待った大切な祭典なのだ。 そして、4年も待ったのに、あとほんの数秒後に迫った「その時」を待ちきれない……そんな焦燥感にふちどられた歓喜でいっぱいの6分練習で、男子シングル最終グループはスタートした。(長谷川) 写真/時事通信
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2006年02月18日
男子シングルフリー パーソナルベストを出したベテラン勢
ジャンプの軸が傾いても着氷し、転倒しそうなほど低い位置で着氷しても踏ん張ったセルゲイ・ダビドフ(ベラルーシ)や、リレハンメル、ソルトレイクに続いて3度目のオリンピックとなるトリノで、4回転トウループで手をついたあと4回転サルコウを成功させたミン・ジャン(中国)、1月の四大陸選手権ではジャンプが不調だったが、今大会ではフェンスぎりぎりの位置でも着氷したマシュー・サヴォイ(アメリカ)など、長い間フィギュアスケートファンに静かに愛されてきた選手たちが、パーソナルベストを出した。 小さなころから夢見た舞台で、自らの力を出し切るのは簡単なことではないはず。でもそこでこそ力を出してきた彼ら。 写真/森田正美(05年世界選手権でのミン・ジャン選手) *ミン・ジャン選手に関するこれまでの記事
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2006年02月18日
男子シングル終了 キャロルコーチ、ライサチェクを語る
写真/ロイター(左)、長谷川仁美(右、キャロルコーチは長野でクワンに、ソルトレイクシティでゲーブルにメダルをもたらした名伯楽)
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2006年02月17日
世界で一番熱いリンク! パラヴェーラ競技場点描(2)
写真・取材/NFS
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2006年02月17日
オリンピックがやってきた! トリノ市街点描(4)
写真/NFS(上・中)、長谷川仁美(下) 取材/NFS
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2006年02月17日
世界で一番熱いリンク! パラヴェーラ競技場点描(1)
写真・取材/NFS
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2006年02月17日
男子シングル終了 天才の孤独――エフゲニー・プルシェンコ
ヤグディンのいないトリノオリンピック――プルシェンコはひとりぼっちだった。 それでもフリーの点数は167.67。2位に13点以上差をつける圧倒的な強さでの勝利。しかしそのパフォーマンスは、多くの人が期待していた、スーパースケーター・プルシェンコの集大成となるような、ベストパフォーマンスではなかった。 4年越しの思いを実らせて金メダルを手にした表彰式。しかし静かに微笑む彼の手にしていたものは、壮絶な戦いの末につかんだ金メダルではなかった。4年前、ヤグディンがプルシェンコに勝ってチャンピオンとなった時、その時ライバルが感じたほどの大きなカタルシスを、彼はついに感じることができなかった。 プルシェンコは、長い長い間、フィギュアスケートを見る喜びを私たちに与え続けてくれたスケーターだ。 *エフゲニー・プルシェンコへのインタビューは『COLORS 男子シングルフォトブック』に掲載されています
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2006年02月17日
樋口豊氏が語る男子シングル
――ぶつかりあうふたつの風……。『COLORS』では新しい風としてライサチェクやジュベールも紹介していただきましたが、他の選手はいかがでしょうか。例えばベルギーのヴァン・デル・ペレン。彼は年齢的にはプルシェンコと変わらないのですが、高橋大輔選手と世界ジュニアを競っていたこともあって、まだまだ「新しい風」という感じがしますよね。 ――同じ高さ! セカンドジャンプ、サードジャンプの高さが落ちないんですね。 ――彼はまだ23歳ですが、引退も考えているとか……。本田武史選手もそうですが、まだまだ見たい選手が現役を退いてしまうのは残念ですね。そんななか、がんばっているのは中国の選手たち。トリノ代表のチェンジャン・リーは26歳、ミン・チャンは29歳です。 ――スケートそのものを磨くと、だいぶ違う? ――スケーティングや見た目が変われば、すごいことになりそうですね、中国の選手。 ――ひょっとしたら中国男子が本当に強くなるのは、今の選手が教える側になったころかもしれませんね。 *振付師やスピン、エッジワークなどをテーマにした樋口豊氏のインタビューも、トリノ五輪期間中にお届けします(青嶋) 写真/森田正美(エキシビションではちょっと違う表情を見せてくれるチェンジャン・リー。日本にもファンがとても多い)
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2006年02月17日
男子シングルフリー この技に注目!
【髙橋大輔, 2006トリノ冬季五輪】
●フィギュアスケート特集読者が注目する男子シングル 1位 高橋大輔のステップシークエンス(サーキュラー、ストレートライン) 圧倒的な支持を集めたのは高橋大輔選手の代名詞ともなっているステップワーク。 2位 ステファン・ランビエール(スイス)のスピン(シットスピン、アップライトスピン、コンビネーションスピンなど) 少年時代は細い体で繊細の極致ともいえるようなスピンを回っていたランビエール。体ががっしりするにつれてスピード感は少し減ってしまったようにも見えるが、フリープログラムの最後に見せる高速スピンはやはり圧巻。姿勢変化が少ないことでレベル1判定となることが多いが、高いレベルを得ることよりも自分らしい技を見せたい……そんな思いもあるのかもしれない。「彼のスピンのように圧倒的なのにレベルが低いと見なされる技は、これから先は見る機会が減ってしまうのでしょうか……。それがすこし気がかりです」 3位 ジェフリー・バトル(カナダ)のイナバウアー 荒川静香や太田由希奈、中野友加里、サーシャ・コーエンら、女子選手がプログラムの見どころに持ってくることが多いイナバウアー。スケーティングが美しいバトルのイナバウアーも一級品だ。今シーズンのバトルは、彼女たちにようにリンクをまっすぐに横断するものではなく、くるりと円を描くようなイナバウアーを見せている。 4位 ジェフリー・バトルのスプレッドイーグル 両足のつま先を180度開き、広げた手は大きく泳ぐように。鷲が羽を広げた形、とも言われるスプレッドイーグル。かつてはブライアン・ボイタノ、また日本の本田武史や田村岳斗が得意としていたが、現役選手ではバトルやサンデューのイーグルが美しい。 5位 高橋大輔のトウジャンプ リズムにのって流れるように跳ぶ高橋大輔のトウジャンプ。ショートプログラムでは3回転ルッツがきれいに決まったが、フリーでは4回転トウループが見られるか? 練習では4回転-3回転のコンビネーションも成功させたとのこと。 6位 エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)のジャンプ 7位 高橋大輔のレイバックスピン 8位 エフゲニー・プルシェンコのビールマンスピン 9位 エマニュエル・サンデュー(カナダ)のキャメルスピン 10位 ジョニー・ウィアー(アメリカ)のステップ 写真/共同通信(16日の公式練習での高橋大輔)
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2006年02月16日
オリンピックがやってきた! トリノ市街点描(3)
イタリアの旗手も務めたカロリーナ・コストナーは、スポーツに詳しくない人でも知っている、イタリア国内の人気者。街で配られたフリーペーパーの表紙も彼女です。 あたりが薄暗くなってからは、イルミネーションが選手や観客たちのお楽しみ。トリノの中心的な駅、ポルタ・ヌォーヴァの駅舎には、五輪マークの形に光が点滅しています。
写真/上・オリンピック関係者の宿泊するホテルが林立するポルタ・ヌォーザ駅。映し出される五輪のマーク
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2006年02月16日
オリンピックがやってきた! トリノ市街点描(2)メダルセレモニー
各競技会場で表彰式をしたあとに、メダリストたちはトリノ中心部のカステッロ広場に設けられた「メダルプラザ」の「メダルセレモニー」で、観客たちの前に再び立つ。会場に入場できるのは、事前に無料で配布された入場券を持っているトリノ在住の人々が多いそう。そのため、世界各地からやってくる観客たちは、メダリストたちの晴れの姿をひと目見ようと、大型ビジョンの前に集っているのだ。 その選手の今大会での活躍ぶりをまとめた映像が流れた後、メダルセレモニーに選手本人が登場。すると、ビジョンのむこうだけでなく、ビジョンの前でその様子を見ていた観客たちからも大きな声援と拍手が沸き起こる。もちろん、目の前に選手はいない。それでも、夜の澄んだ冷たい空気の中で笑顔やガッツポーズを見せながら表彰台に上るメダリストたちの率直な歓喜をまのあたりにすると、まったく知らない競技の他国メダリストにも、自然と拍手を送りたくなる。金メダリストも銅メダリストも同じように清々しい。 金メダリストを祝福する国歌の演奏が終わると、トリノの中心地は静かな歓声に包まれる。メダルプラザと、そこに入ることのできなかった人々がその前の大型ビジョンを見て発した声だ。この大型ビジョンの前は観客であふれ、歩いて通り抜けることも難しいほど。それなのに、どこからもいさかいや小競り合い、不満な声などが聞こえてこない。不思議なほどみんなが笑顔なのだ。 その日一日分のメダルセレモニーが終了すると、赤や金色の花火が打ち上げられ、観客たちがみな笑顔で冬空を見上げる。戦いの終わった穏やかな時の中で、選手たちがメダリストとなった喜びを再確認する場には、とても神聖な時が流れている。(長谷川) 写真/メダルセレモニー会場から120メートルほど離れたサン・カルロ広場。大型ビジョンの前で数百人の人々がセレモニーの映像を見つめている
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2006年02月16日
オリンピックがやってきた! トリノ市街点描(1)ソルフェリーノ広場
広場の中心の銅像のまわりをぐるりと取り囲む形で、氷が張られている。青い貸し靴を借りてすぐにその場で滑ることができるが、足元がおぼつかない若者たちに混じってスムーズに滑りぬける子供たちの足元を見ると、マイシューズをはいていることがしばしば。スーツ姿で、ガールフレンドとスケートを楽しんでいる人も。(長谷川)
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2006年02月16日
週刊少年マガジンにフィギュアスケート漫画登場!(2)――今週、少年マガジン誌上では「ICE SCREAM! アイスクリーム」が登場、トリノではまさにオリンピックの真っ最中ですが、フィギュアスケートを描く漫画家さんとして、今回の五輪はどんなふうにご覧になっていますか? ――なかでも瀬上さんが期待している選手は? ――日本チームのライバルとなる海外勢で、注目している選手はいますか? ――そんな破格の海外勢と日本選手たちの戦い、いよいよ佳境に入りますね。 フィギュアスケートをさわやかに描く瀬上あきらさんの読みきり「ICE SCREAM!(アイスクリーム)」は、現在発売中の週刊少年マガジン(講談社)に掲載されています。(青嶋)
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2006年02月16日
男子シングルショートプログラム プルシェンコ金メダルに大きく前進
30人中の2番目の滑走順となったショートプログラム「トスカ」では、冒頭で4回転トウループ+3回転トウループに挑む。4年前にはショートの4回転で転倒し金メダルを遠ざけてしまったが、トリノ五輪での最初のジャンプとなった4の回転トウループの着氷をじっくり右足で確かめてから3回転トウループを踏み切った。慎重に大切に、踏切から空中姿勢、着氷までのジャンプの一連の動きを意識しながら跳んでいるように見えた。トリプルアクセルも丁寧に決め、続く3回転ルッツを危なげなく決めると、触れようとしても触れられない上空に漂うものに手を伸ばすように腕を動かし、細かいステップで歓声を誘った。4年に一度しかめぐりこないこの大会に、とにかく大切に臨んでいる、そんな演技……。確実に金メダルを手にすることに焦点を絞った、分別ある大人のプログラムのようだった。 キス&クライでも、点数が出るのを怖がったり必要以上に期待したりするのではなく、多分妻との思い出の詰まっている右手の指輪に何度もキスをし、穏やかな笑みを浮かべていた。 第三滑走グループの開始あたりからプルシェンコは、ミーシンコーチらと並んで観客席に座り、試合の行方を見つめていた。そんな彼の存在に気づいたカメラマンが彼の姿を捉え、会場の大型ビジョンに映し出す。スクリーン上の自分の顔に気づいてもプルシェンコは動じることもなく、静かに微笑んで軽く手を振っていた。 そのときリンクサイドでは、アレクセイ・ミーシンコーチが演技を終えたプルシェンコを迎えるために、待っていた。ミーシンコーチの背中からは、「いい演技だったな」という笑顔で彼を待っていることが伝わってくる。四方への挨拶を終えてリンクサイドに戻ってくるプルシェンコは、ミーシンコーチの姿をみつけると、視線を合わせながら、徐々に親しみのこもった笑みを浮かべていった。そして2度首を軽くゆっくり左右に振ったかと思うと、ニヤッと余裕のある表情を見せた。 ヤグディンが引退した後、時折ほかの選手に順位では負けることもあったけれど、彼は常にオンリーワンの世界トップスケーターだった。ひとりでその頂に立ち続けることは、彼を知らず知らずのうちに大人にしたのかもしれない。ヤグディンと死闘を繰り返していたころ、演技後に大きくガッツポーズをしたり歓喜に長いブロンドを振り乱したりしてい彼は、もういない。優勝に喜んでいる姿さえも、どこかポーズとしての感情表出に見えることもあった。 4年前の失敗をくり返さないためなのか、この日のプルシェンコは、演技中も演技以外でも感情表出をコントロールしているように見えた。それでも、ジュニア時代からいつも傍らで見守ってくれたミーシンコーチの肯定的な表情に、不敵な笑みが出てしまったのだろう。懐かしい表情だった。 写真/ロイター
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2006年02月15日
週刊少年マガジンにフィギュアスケート漫画登場!
●長期取材を通して見えてきたもの ――フィギュアスケートをテーマにしようという企画は、編集の方からの提案だったとか。 ――取材を通して生のスケートに触れて、描きたいものを探っていかれた。 ――フィギュアスケートの競技そのものだけでなく、スケートに打ち込む人たちの現実のドラマにも注目されたとか? ●「ICE SCREAM!」でもトリノ代表争いで火花! ――おお、まさに今シーズンの日本代表選考と同じ舞台ですね。 ――プログラム変更、4回転ジャンプ、ちょっとずつ、今のトリノ代表選手たちを髣髴とさせますね。 ――今回はまず60ページの読みきり。もし今後、連載として瀬上さんがフィギュアスケート漫画を描くとしたら、どんな展開に? *作品紹介*
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2006年02月15日
男子シングルショートプログラム 高橋大輔5位発進!
【髙橋大輔, 2006トリノ冬季五輪】
夢にまで見た大舞台で、30人の演技者の中の第一滑走!
写真/ロイター(上)、NFS(下・高橋大輔選手の応援に駆けつけた母校・関西大学応援団) *高橋大輔選手に関するこれまでの記事
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2006年02月14日
トリノ五輪 種目別見どころガイド(2)男子シングル
【髙橋大輔, 2006トリノ冬季五輪】
優勝候補ナンバーワンは、02年ソルトレイクシティ五輪銀メダルのエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)。ソルトレイクシティ五輪男子シングル入賞者(8位以内)のうち、トリノ五輪にも出場するのはプルシェンコだけとなり、トップ選手も様変わりした。そんななかで、幼少時からのライバル、アレクセイ・ヤグディン(ロシア、ソルトレイクシティ五輪金メダル)が引退し、採点方式も大きく変化したものの、膝やそ頸部のけがを乗り越え、不動の強さを見せてきた。その集大成の演技を目に焼きつけたい。
試合状況や体調次第ではフリーで4回転にトライするかもしれないが、跳ばなくても表彰台を狙える位置につけているのは、美しいスケーティングやスピンなどが武器のジェフリー・バトル(カナダ)、プログラムのいたるところ、美しいポジションで魅せるジョニー・ウィアー(アメリカ)、清潔ではつらつとした演技のエヴァン・ライサチェク(アメリカ)など北米勢だ。彼らは、プログラムのリズムや音に敏感で、外してしまうことが少ない。 男子シングルの競技日程は、ショートプログラムが14日19:00~(日本時間15日3:00~)、フリーが16日19:00~(日本時間17日3:00~)。(長谷川) 写真/森田正美(上・05年グランプリファイナルでの高橋大輔、下・05年グランプリファイナルエキシビションでのステファン・ランビエール)
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2006年02月13日
海外スケーターオフィシャルサイトをチェック!
Johnny Weir the official site Official Home Page of Stephane Lambiel Official site of Jeff Buttle Officiak website of Brian Joubert
SashaCohen.com Carolina Kostner the official site ●ペア Petrova-Tikhonov.com ●アイスダンス Tanith belbin & Ben Agosto Online *日本人選手の公式サイト、ファンサイトはページ左のリンク集を。
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2006年02月13日
ペアショートプログラム 彼女たちの微笑み
それに対して、彼らを追う位置にいる選手たちの清々しい表情や演技も印象的だった。 荒川静香は、「オリンピックは試合ではなくて祭典なんだから楽しまなくちゃ」とタチアナ・タラソワ前コーチに言われたという。また、「オリンピックのリンクは空気が澄んでいる。とにかくもう一度あの場所で滑りたい」と村主章枝はよく口にしている。 いったいどのペアがメダルを手にするのか……その行方もおもしろい。
*ペア出場選手に関するこれまでの記事
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2006年02月12日
ペアショートプログラム終了 トットミアニーナ&マリニン首位
2位につけたのは、ダン・ジャン&ハオ・ジャン(中国)。いつもならあがり症のダン・ジャンを力づけるハオ・ジャンも、今日ばかりは少々緊張感が伝わる笑顔で登場した。冒頭でスピードの落ちないリフトを決めると、サーキュラーステップシークエンスでは互いに笑顔を交し合う。パーソナルベストの64.72点を出して、中国3番手ペアと言われていたふたりが、中国勢のトップに位置した。 ジャン&ジャンに0.45点差の64.27点で3位に入ったのは、マリア・ペトロワ&アレクセイ・ティホノフ(ロシア)のベテランペアだ。演技前、ティホノフがひとことペトロワに声をかける。しかしプログラム冒頭、ソロジャンプで一瞬ティホノフがバランスを失う。が、静かな盛り上がりを演出する「サラバンド」の曲に乗ったツイストリフトやスロー3回転ループを決めると、大きな歓声が沸いた。 ●僅差で続く5組、井上組はスロートリプルアクセル成功! ショートプログラムを終えた現在、2位から8位までの7組が4.47点の中にひしめく大混戦となっている。日本時間14日(火)午前3:00から始まるフリーの演技次第で、最終順位は大きく変動する。(長谷川)
*ペア出場選手に関するこれまでの記事
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2006年02月12日
トリノ五輪 種目別見どころガイド(1)ペア
●ロシア勢、12大会連続の金メダルなるか? ●ロシアに迫るペア大国、中国
そのほかにも、夫婦ペア、ドロタ・ザゴルスカ&マリウス・シュデク(ポーランド)のバリエーション豊かなリフトも必見だ。 フィギュアスケートでは一番最初に行われるペア。日本代表がいないとはいえ、熱い戦いに期待したい。競技日程は、ショートプログラムが11日19:00~(日本時間12日3:00~)、フリーは13日19:00~(日本時間14日3:00~)。(長谷川) 写真/森田正美(上・05年NHK杯でのダン・ジャン&ハオ・ジャン組)、時事通信(下・トリノで記者会見を行った井上怜奈&ボールドウィン組) *ペア出場選手に関するこれまでの記事
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2006年02月11日
2006トリノ冬季五輪開幕! オリンピックスペシャルレポートスタートします
写真/ロイター *ルクセンブルク選手団旗手フルール・マックスウェル選手に関するこれまでの記事
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